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まずは作品に込めたメッセージ、観る人に感じて欲しい点をお聞かせください
作品は本質的にはラブストーリー。2つの世代に属する男女のラブストーリーですが、非常に複雑な要素を持った心が乱される作品です。
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監督自身は主人公のハンナについてどう思いますか?
とても不幸な人生だったと僕は思っています。唯一の幸せは若いマイケルとの関係だったでしょう。ただ、小さな選択によって変わっていく彼女の人生は、観る人が自分に重ね合わせてさまざまに思うところがあるのではないでしょうか。
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演出家を目指したのはいつごろから?
10代の学生の時に学校でやる芝居の演出を手掛け始めました。それからは、これでいいのかと自分に問いかけることもなく、ひたすらこの道を続けてきました。とても幸運だと思っています。
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主演のケイト・ウィンスレットの魅力は?
彼女は、驚異的な知性と、驚異的な感情の幅を持っている女優です。また、戦後のドイツを描いた物語でしたが、彼女は歴史的な面も含めて、まったく臆することなく最高のパートナーとして難しい役を演じてくれました。
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官能的なシーンもありましたが?
ケイトはなんの問題もなかったが、相手役のデヴィッド・クロスが若く経験も少ないということがありました。それで俳優同士がお互いを知ってからが良いと思い、実は、官能的なシーンは撮影の最後にまとめて撮ったのです。
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監督した長編映画3作品(※『リトル・ダンサー』(00)、『めぐりあう時間たち』(02)、『愛を読むひと』(08))はすべてアカデミー賞監督賞にノミネートされ、主演のニコール・キッドマン、ケイト・ウィンスレットらにアカデミー賞主演女優賞をもたらしました。 6月7日に発表されたトニー賞では、自身の監督作品「リトルダンサー」を舞台化した「Billy Elliot The Musical」 が、最優秀ミュージカル作品賞をはじめ、主要10部門を受賞する快挙を成し遂げています。 |
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物語の時代を知らない世代であり、ドイツ人でもあるデヴィッド・クロスについては?
ドイツの学校は、第二次世界大戦時に何が起きたかをしっかりと教育しているので、彼自身はもともと知識を持って参加し、映画を通してより深く学ぶことになりました。英語や演技などたくさんのことを学ぶ手助けはしましたが、彼は本当に素晴らしい才能のある俳優だと思います。ケイトは彼のことを「ミラクル(奇跡)」だと賞賛しています。
最後にあらためて『愛を読むひと』の魅力についてお聞かせください
僕がとても気に入っているのは、歴史が背景になっているラブストーリーではないということ。ラブストーリーのただなかに歴史がある。非常に珍しいタイプのラブストーリーだと思います。そして、愛とか、罪悪感とか、恥とか、そして贖罪(しょくざい)を試みるといった、さまざまなテーマをはらんでいますから、たぶん共鳴するものがあるのではないでしょうか。
ありがとうございました
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1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は、年上の女性ハンナ(ケイト・ウィンスレット)と激しい恋におちた。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の儀式となる。しかし突然、ハンナは姿を消してしまう。8年後、衝撃の再会が待っていた。法学生のマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は、“ある秘密”を守るために、不当な証言を受け入れて無期懲役となる。裁判から10年、マイケル(レイフ・ファインズ)は刑に服すハンナの朗読者になることを決意していた・・・。彼はなぜ、ハンナへの愛を本に託すことしかできないのか?自由を犠牲にしてまでも、ハンナが守る“秘密”とは?
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監督:スティーヴン・ダルドリー(『めぐりあう時間たち』『リトル・ダンサー』)/製作:アンソニー・ミンゲラ(『イングリッシュ・ペイシェント』)/出演:ケイト・ウィンスレット(『エターナル・サンシャイン』『タイタニック』)、レイフ・ファインズ(『レッド・ドラゴン』 『イングリッシュ・ペイシェント』)、ブルーノ・ガンツ(『ヒトラー 〜最期の12日間〜』『ベルリン・天使の詩』)、デヴィッド・クロス(新人) /2008年/アメリカ・ドイツ/英語/カラー/アメリカンビスタ/SRD・SDDS・DTS/124分/提供:博報堂DYメディアパートナーズ、ショウゲート/配給:ショウゲート
公式サイト:http://www.aiyomu.com
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[m's interview] 『愛をよむひと』で、少年時代のマイケル役を演じたデヴィッド・クロスのインタビューがご覧いただけます。 |