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January 2012 vol.109 1
[特集]恋するスープ
物語の中の幸せスープ

木枯らしに吹かれて、白い息を吐きながら家に帰った。マフラーと手袋を取って厚手のコートをハンガーにかけると、体の芯から冷えきっているのに気付く。こんな日は、温かいスープに限る。
鍋をかき回していると、ふと懐かしさに心が和む。この感じ、何だっけ? そうだ、幼い頃絵本で見た光景だ。円い器に注がれたスープを囲むと、みんなの顔が幸せそう。スープ研究家の東條真千子先生に、そんなスープの幸せの秘密を聞いてみよう。

だしと具材のおいしい出合い

世界中で愛され、「スープ」とひとまとめにするのがはばかられるほどさまざまな種類があるスープ。だが、東條先生によると、どんなスープでも味のベースを決めるのは“だし”なのだとか。
スープとは切っても切れないだしについて、「固定概念にとらわれず、自由な発想でアレンジすれば、無限の味が生まれます」という東條先生。だしの基本から、自分らしい工夫の仕方まで教えてくれた。

私たち、スープに夢中❤

今でこそ、世界各国のものやアレンジスープなどさまざまなメニューを楽しめるが、ひと昔前の日本では、スープと言えばコーンスープやコンソメスープくらいしか知られていなかった。
そんな時代にスープに注目し、1985年に日本で最初のスープ専門店を立ち上げたのが、「すうぷ屋」。フランスの農家風の店内や“ミネストローネ”“クラムチャウダー”など当時物珍しかった名前のスープは、きっと若い女性たちにとって新鮮だったに違いない。

恋に効くひと皿、めしあがれ

ホカホカ湯気の立つあったかスープは、お店で食べるのもいいけれどやっぱりおうちがよく似合う。ひとりで食べてももちろん幸せ。でもこの魔法を大切な人にもかけることができたら、ふたりはもっと幸せになれるかも…?
“恋に効くスープ”を知りたいと東條先生に聞くと、にっこり笑って、ふたりで食べたいスープを考案してくれた。「恋するふたりがおうちでじっくり味わうのにピッタリのレシピ」って、いったいどんなもの?

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絵本のスープレシピ
きのこのミルクスープ

材料(2人分)

しいたけ=2枚、マッシュルーム=4個、しめじ=50g分、まいたけ=50g分、にんにく=1/2片、水=150ml、牛乳=150ml、スープの素=1/2個、バター=5g、塩、こしょう=少々

作り方

1.

きのこ類は石づきを取り、食べやすい大きさに切る。

2.

鍋にバターとにんにくのみじん切りを入れて弱火で炒める。香りが立ってきたらきのこ類を入れ、中火でしんなりするまで炒める。

3.

水とスープの素を入れ、沸騰したら牛乳を加えて弱火で加熱しながら、塩、こしょうで味をととのえる。

豆とかぼちゃのスープ

材料(2人分)

ミックスビーンズ(缶詰orレトルト)=100g、かぼちゃ=140g、水=400ml、スープの素=1/2個、バター=5g、塩、こしょう=少々

作り方

1.

かぼちゃは種を取って皮ごと1cm角に切る。

2.

鍋にバターを入れて中火でかぼちゃを炒め、しんなりしてきたら豆、水、スープの素を加えてふたをして弱火で20〜30分煮る。

3.

軽くかき混ぜてかぼちゃを少し煮くずし、塩、こしょうで味をととのえる。

豆とかぼちゃのスープ
WEB限定 フォトギャラリー

※情報は、2012年1月のものです

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