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January 2012 vol.109 1
metro's 診察室 vol.46・二日酔い
楽しい飲み会こそ大人の節度を発揮して

新年を迎え、飲み会が続くシーズンです。盛り上がったお酒の席の翌朝は、気分スッキリと迎えたいものですが、どんなにお酒が好きな人でも、一度は二日酔いになった経験があるのではないでしょうか。

二日酔いになると、吐き気や頭痛、胸焼けなどの不調が波のように襲ってきます。その一部は、前日に飲んだアルコールの分解過程で生成されたアセトアルデヒドという物質が原因。この物質は脳に作用し、吐き気や頭痛を引き起こします。その他、寝ている間に肝臓がアルコールを分解するためのエネルギー源として糖を消費するので、低血糖と肝臓疲れにより、倦けんたい怠感を起こすことも。

残念ながら、二日酔いになってしまうと短時間で解消する方法はなく、アルコールが分解されるのを待つしかありません。せめて水分の吸収が速いスポーツドリンクを飲んで血中のアルコールとアセトアルデヒドを薄めましょう。

となると、やはり二日酔いにならないように対策したいもの。まず心がけたいのは、飲み会の当日の昼食は抜かないこと。アルコールは胃で吸収されますが、食べ物はその先の小腸で吸収されます。昼食を抜くと、飢餓状態の体がアルコールを先に吸収してしまい、血中のアルコール濃度が一気に高くなるため分解が追いつかなくなります。お酒を飲む日の昼食は、肝臓の働きを助けるビタミンB1を多く含む豚肉がおすすめです。

アルコールを分解する酵素の量は、遺伝的に決まるので増えることはありませんが、自分の適量やペースを守ることでより長い時間お酒を楽しめるようになります。団体でボトルを頼んだときは、お酒を作る役を買って出れば、自分のペースでお酒の濃さを調節できるうえ「気の利く女性」のアピールにも。また、複数種のお酒を飲む「チャンポン」は二日酔いになりやすいといわれていますが、それは間違い。味が変わったことで飽きずに飲めるので、アルコール量が増えることが原因です。お酒の種類が変わっても、自制して楽しむことが肝心です。

適量なら健康によいとされるアルコール。上手に付き合えば、「百薬の長」ともいえるうれしいものなので、大人の節度でたしなみましょう。

監修
西園寺 克先生
医学博士。正しい医学の知識を提供するために多数のメディアで活躍。All About「家庭の医学」ガイド
問診票
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※情報は、2012年1月のものです

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