
毛根への血行不良、栄養不足で起こる髪のトラブル
最近髪の毛が薄くなったと感じることはありませんか? 薄毛や脱毛に悩む女性は意外と多いもの。女性でも上の問診票に該当するなら、十分薄毛・脱毛のトラブル予備軍といえます。
そもそも、髪の毛は皮膚の角質層が変化したもの。毛穴の奥にある毛母(もうぼ)細胞から生み出され、血管によって運ばれた栄養素によって産毛の状態から成長していきます。1本の髪の毛は、2〜6年で自然に抜け落ち、毛根はその後約3カ月間の休止期を経て、また発毛するというサイクルを繰り返します。
毛母細胞の働きは、加齢によって衰えていくので、年をとれば誰でも毛髪が細くなり、コシやハリがなくなっていくもの。しかし、たとえ若くても、ストレスや不規則な生活習慣による血行不良、偏った食生活などで、毛母細胞に栄養が行き渡らなくなると、髪の毛は十分に成長しません。また、不潔な頭皮や日焼けなどによる頭皮の炎症は脱毛の原因です。洗髪のしすぎ、シャンプーの使いすぎも頭皮の炎症を招きます。
とはいえ、洗髪やブラッシングなどの際に抜ける毛を見て心配する必要はありません。髪の毛は常に生え替わっているので、健康な人でも1日50〜100本の抜け毛があります。問題なのは以前よりも抜ける本数が増える、抜ける場所が部分的に集中している、抜け毛の中に成長途中の細い毛も混じっているという状態。これは毛根が正常なサイクルで活動していないことを意味しているからです。
豊かな髪の毛を保つためにも、毛母細胞に栄養を行き渡らせることが大切です。まずはバランスの良い食生活を心がけること。また、ゆったりと湯船につかっての入浴、十分な睡眠やストレス解消、頭皮のマッサージなどで、血行を促進させましょう。そして、毛根のある毛穴を清潔に保つことも忘れずに。洗髪の際には、爪をたてるなどして地肌を傷つける洗い方は避け、指のはらを使って地肌全体を洗うようにすることが大切です。
薄毛や脱毛は、軽い症状であれば、このようなケアで徐々に改善されていきますが、まとまった量の髪の毛が抜けたり、頭皮のかゆみを伴っていたりするなら、何らかの疾患が隠れている可能性も。その場合は皮膚科専門医に相談することをおすすめします。
髪は女の命。肌のお手入れに手間をかける女性は多いと思いますが、ぜひ髪の毛にも同等の意識を向けたいものですね。
※情報は、2010年3月のものです